{U}nknown++  あんの〜うんぷらぷら
「どこのどなたがぞんじませんがこちらはどちらでございましょうか?」
2009.07.04 (Sat)
きつねのはなし

疲れが溜まっているのだろうか。昼食を軽く食してから後、「きつねのはなし」を読んでは眠り、目が覚めてまた「きつねのはなし」を読んでは寝、幾度かそれを繰り返し、気が付けばもう日の入りも間近に迫る時間になっていた。

これまでに文庫化された他の森見登美彦作とは些か趣きが異なっていた。肩透かしを喰らい、勢い余りよろけたところで摩訶不思議にぶつかった。ぶつかってみて、やはりこれは森見登美彦の手による摩訶不思議だと肌で知る。森見登美彦の紡ぐあやかしがそこにはある。

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2009.07.04 (Sat)
今にも擦れそうな箒星三世の声20090704

「つい先日、女性社員の制服が変わったのだけれど、いずれにしても地味であることに変わりはなくて、見方にもよるのだろうけど、もしかすると時代を遡ってしまったのではないだろうかと思うのはどこぞの誰かひとりだけだろうかなどとはなかなか言い出せず、とりあえず国家鎮護の意図はなくともまずはこう唱えることにした。

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2009.07.04 (Sat)
言葉ひとつが

言葉を交わすことのできなくなった関係というのは、なかなかに辛いものだ。あれだけ仲良くいたのが、こうまで断絶してしまうとは、あの頃には到底思えたはずもない。生きていくことの辛さは様々にあるが、人と人の関係のあり方にまつわる辛さというのは、これはもう如何ともしがたい。

仕事帰りに落ち合って無駄に数駅歩いてみたり、話題の映画だからと一緒に見に行ったり、興味があるから一度はと言ってゲイバーに行ってみたり、そうやっていろいろな時間をともにすごしたはずが、いまではすれ違っても声を掛けることはおろか、視線すら合わせない始末だ。

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2009.07.04 (Sat)
最後の物たちの国で

眠りに落ちる瞬間を意識で捉えようとしていた頃があった。ふとそんな過ぎた日ことを思い、そういえばいつの間にかそうした想いを抱かなくなたことにはたと気がつく。知らない間に消えてしまった想いは、おそらくこれだけではないのだろう。

ベッドに寝転がりながら「最後の物たちの国で」を読み終えて、一息つこうと目を閉じるとあっという間に眠りへと落ちた。それほどの時間ではなかったように思う。はっきりとは思い出せないものの、夢はきれいに晴れているようなものではなかったような気がする。

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2009.07.02 (Thu)
素晴らしきノー残業デー

ノー残業デー。気兼ねなく早く帰ることができるというのはスバラシイ。金曜日にしてくれたらもっといいのにと思うけれど、ないよりかはましかと思って微笑もう。

今日は18時前に会社を出る。まだ外は明るくて、おまけに雨も上がっていたから、浮かれて思わず遠回りの道を来てしまう。真っ直ぐ帰るのは疲れたとき。そうでなければ、運動を兼ねて遠回り。すばらしい、早く帰ることができるというのは。

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2009.07.01 (Wed)
非常に物凄くくだらなくて

職を辞するという思いがどこから来ているかというと、非常に物凄くくだらなくて、誰に言うのもはばかられるというか、きっと誰も本気にしないだろうから、そんなことを口走っても無駄な労力になるのは明らか。だからこそここで、ここでそれを言う意味が生じてくる。当然だが、どんな意味かは知らん。無駄という意味が重なって生じても、そんなことは知らん知らん。

その思いは、12月のセントラルパークブルースって歌から来てる。ちょっと待て僕はもう三十だぜ、十二月のセントラルパークブルース。そんな歌詞の歌。繰り返し聞いてるうちに、なんだか三十の冬はニューヨークに一ヶ月は滞在しなくちゃなあという思い込みがなにかの加減で生まれてしまったようで。もう随分と前の話ではあるんだけど、それがいまだに消えてなくならない。あほです、あほ。

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2009.07.01 (Wed)
過ぎる時間

時間は過ぎてしまうと取り戻すことはできない。だから、そのときにできる事は、やはりきちんとしておくべきだし、そのためには先ず何をするべきか、何をしなければならないのかを把握することは欠かせない。

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2009.06.30 (Tue)
細切れの眠り

細切れでしか眠ることのできない夜だった。一時間毎に目が覚めては、冷蔵庫の前まで行き、開けたドアから冷えたミネラルウォーターを手に取り口に含むと、再びベッドに戻り横になる。昨夜から降り始めた雨は、夜中降り続いていたようで、覚醒する度に雨の打つ音が窓の外から聞こえていた。

湿度は高いはずなのに、不思議と部屋の空気はさらりとしていた。数日前にようやく毛布をクリーニングに預け、代わりに引っ張り出してきたタオルケットもまたさらりとして心地いい肌触りがした。

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猫の客猫の客・・・限られた世界において、風に揺れるカーテンのささやかさをもって、物語は古い映写機のざらついた懐かしさで描かれる。夫と妻、小さな猫。憧れて、でも憧れるしかない風景がここにはある。
連続テレビドラマ ネコナデ DVD-BOX(4枚組)ネコナデ・・・昔気質の融通の利かない人事部長。部下に恐れられる彼がある日猫と出会い、それまでの生き方に少しずつ異なる視線を向けるようになる。猫の愛らしさがあり、また会社人間の中年男性が抱える苦悶が落ち着いたトーンで描かれている。良作。劇場版も製作された。
夕子ちゃんの近道夕子ちゃんの近道・・・ふと猫の集会に行き当たったときのような、長くいつまでも眺めていたい親しみ湧く作品。ゆったりと流れる時間だけれども、間違いなく時間は流れ去っていく。第一回大江健三郎賞受賞作。

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